2013年4月12日金曜日

路線バス

路線バスの運転席と座席


乗車カード

いつも使っていた路線バス、公共汽車(ゴンゴンチーチャー)を紹介します。

乗車カード(プリペイド)に写っているバスは最新式だが、私が利用した路線はボロバスばかり,座席はステンレスのパイプで出来ていた。

遠距離バス以外はいわゆるワンマンバスで運転席の右側のドアから乗る。 (中国では車は右側通行)
写真の青く光った部分にカードを当てるとポン!と音が出て一回分の料金がさし引かれる。常に小銭を用意しておく必要が無いからこれは便利。 金属製でごつい外観だが、かなりなハイテク。

カードがない場合は、2.5元と書かれた箱の上側からお金を入れる。箱の運転手側はガラスになっていて目視で確かめる仕掛けだ。お金を計算するとかお釣を出すとかの機能は全くないのだ。
時々お札が詰まるので針金を曲げた専用の道具?でつついてお金を落としている。こちらは全くのローテク

バス自体の車検は無いらしく、メーター類など動作していないのもあり、ひどい場合はメーター自体がなくなり、取り付け穴だけが開いている場合も何回か見かけた。画面中央部分エンジンキーが差し込んであるが、 よく見ると例の「針金を曲げた道具」が引っ掛けてある。

料金は通常は1.5元(約23円)だがエアコン装置車は2.5元。この車はこれだけボロなのにエアコンが付いているので2.5元で高すぎ! それによく故障するらしく「故障車」の看板までしっかり備え付けてあるのが可笑しい。「備えあれば憂いなし」ちょっと違うかな?

休日には拱北(ゴンベイ)のデパートで食料などを購入し、デパートの前にある停留所からバスに乗り、中間地点の湾仔(ワンザイ)で乗り換えて保税区の北門に帰る。最初は緊張して乗車していたが、次第に慣れて、ひどい音のぼろスピーカーの車内アナウンスも聞き取れるようになり、途中の停留所名などもほとんど覚えてしまった。

2013年4月11日木曜日

税関の街


右側は凝ったデザインの幼稚園、その前は屋外運動場




















街灯や道路標識も立派





















税関のビルの裏側の一画はお役人たちが住む街になっていて、何箇所かあるゲートには踏切にあるような遮断機があり、チェックを受けないと中に入れない。

私は何故か歩いてそのまま通過してしまったが、特に咎められなかった。多分日本人であることがわかったのかもしれない。ちょっと汚れが目立つ一般的な中国の街並みとは全く異なり道が広く清掃が行き届いている。屋外運動場や立派な幼稚園などがあり、バスケットボールに興ずる若者達や、幹部の子供たちと思われる洗練された服装の少年少女たちが、散歩したり談笑していたりする。

制服を着た税関の幹部と思われる 人物が車で子供を学校から連れて帰って来たのだろう。
小学3年生ぐらいの子供が車から降りてきた。よけいなことかもしれないが、勤務時間との関係を心配してしまう。

収入の差だけではなく住む環境までこのような差をつけてしまうことが、私にはちょっと理解できない。すぐ近くにある联安村と違いが大きすぎる。

2013年4月7日日曜日

税関 の立派なビル

税関のビル 中国国旗が掲げられている


税関の入り口、獅子の像が見える

拱北口岸(マカオへの連絡口)から見ると他を圧して立つ建物がある。税関のビルだ。ギリシャ建築のような柱で装飾されたこの建物は、一般の民間人が関税のための手続きをするため出入りするわけではなさそうだ。
入り口は閉ざされ守衛が立っている。権力を象徴するかのような一対のライオンの像もある。

この建物の裏側の一画はお役人たちが住む街になっていて、何箇所かある入り口には踏切にあるような遮断機があり、チェックを受けないと中に入れない。すぐ近くにある联安村と比べて立派すぎると思う。

2013年3月22日金曜日

路地で遊ぶ子供たち




联安村の路地で遊ぶ子供たち。このような場所でカメラを構えるのはかなりの勇気のいることで、ちょっと腰が引けた写真なのはご容赦願いたい。撮影の目的はしっかりしているつもりだが、それを伝える言葉(中国語)が心もとないのだ。
清朝時代の歴史的な街並みの名残りでもあるまいし、タイル張りから考えると比較的新しく建てられたと思われる。土地は国の所有で、建てる時は借用するわけだが、国はこのように密集して建てることを解った上で貸し出したことになる。私が住んでいた保税区の寮の近くにも蓮屏村があり、そこは保税区を造成する時、付近に住んでいた住民たちを一箇所に集めて作ったと聞いているが、そこもかなりの密集状態だった。つまり土地の貸し出しの基準が、このような密集を公認していることになる。

高級公務員の住む地域や、最近建てられた高級マンションなどでは庭園付きのように余裕のある土地配分になっているのに、この地区にはそれは適用されないのだろうか、配分基準が異なっているとしか思えない。

路地にはゴミが 散らかり、場所によっては普段でもヌルヌル汚れていたりする。それでも子供達は仲間と遊び回っているのはどこの国でも同じかもしれない。

2013年3月20日水曜日

展望レストランから見た联安村

グワンドンホテル展望レストランから見た联安村


(粤海酒店)グワンドンホテル展望レストランから見た联安村(リアン’アンツォン)
高級ホテルなので、滅多に出入りできる訳ではない、私の珠海滞在中2回ほどだと思う。
この時は私の誕生日を祝うとかで、仕事で世話になっている何人かに集まってもらったのだ。私の名前入りのケーキが出てきたりして楽しんだのだが、もちろん費用は私持ち。トホホ・・・・

この展望レストランはガラス張りの円形で1時間に一回程度の周期で回転している。最初は南側が見えたので、市街地のマンションや海岸、更にマカオまで見えた。さすが高級レストラン、良い眺めだ。しばらくすると北側の風景が見えてくる。ふと足元のビル直下に目をやると ヤヤ これは何だ!

表通りは車も走り、道幅も広い、銀行やマンションなどが並んでいる、しかし内側に目を向けると建物が異様に密集しいている区画が見えた。(写真) 周囲に聞いてもあまりはっきりしたことは、わからない、自分で行ってみるしかないだろう。

私が居住していた保税区の近くにも蓮屏村がありそこも道が狭く建物が密集していた。中国では土地は国から借りているわけだから、何らかの基準があるのかもしれない。

2013年3月16日土曜日

联安村

雨の联安村


珠海の繁華街 蓮花路(レンホアルー)を北に進み粤海酒店を過ぎると联安村(リアン’アンツォン)だ。 かなりの広さで建物がビッチリ建てられていて、細い路地が延々と続く。そして周囲より低い土地なので(この写真でも階段がある)建物は3階ぐらいで多分多くの家族が居住しているのだろう。道にはゴミが散らかり、常にベトベトした感じで、雨の時などはご覧のような惨状となる、カメラを向けるのもはばかられるのだ。
この村に隣接している粤海酒店(グアンドンホテル)高層でプールがあり、最上階は展望レストランになっていて日本語通訳も常駐する高級ホテルだ。

そしてここから少し離れた拱北の一等地には、税関の見事なビルが立ち、その裏側の一画はお役人専用の居住地になっていて、外部とはゲートで仕切られている。内部の道路は広く、道路標識も完備し居住棟も白く瀟洒な感じ、フランスにでも行ったような錯覚を覚えるほど。

この落差が今の中国を象徴しているような気がする。
粤海酒店の展望レストランから見下ろした联安村と、お役人専用の居住地は別途紹介する。

2013年3月13日水曜日

2元ショップ



珠海拱北(ゴンベイ)の2元ショップ
ゴンベイの大通りに面した2 元ショップ 、2元は日本円で約30円となるが、1元硬貨が日本の100円硬貨とほぼ同じ色、大きさだし、バス料金も1元〜2元だから、ほぼ日本の100円ショップと考えて良さそうだ。店内は狭くコの字型に通路がある。品物は携帯電話のストラップや女性の髪飾りなどのアクセサリー小物、折り畳み傘などもあった。私はここで小さな「ヒスイ」のペンダントを幾つか土産物として購入したが、本物の翡翠かどうかは分からない。

写真でも見えるが、入口中央に男性が椅子に座り店内を見ている、レジ係りでもあり、お客は店を出るとき品物を出して料金を払う。レジ係りがペナペナな袋に品物を入れてくれる。

歩哨所




海に突き出た歩哨所、独特のカーブを描く屋根に赤い瓦、海岸が海浜公園になっていて、風景に見事なアクセント。何度か写真に撮らせてもらっている。今回も夕暮れに近い空の雲に惹かれてシャッターを押した。アレ!人がいる、いつもは無人なのに。
更に数歩前進してカメラを構えた途端、雷のような大声が頭上から降ってきた。人間の限界をはるかに超えるような大音量の怒声! 縮み上がってしまい何を言っているのか聞き取れない。「写すな」と言っているのだろう。そうか あの二人は軍人なんだ、そういえば背中に銃のような物を背負っていた。
目を合わせないようにひたすら下を向いて小走りでその場から離れた。追いかけては来ないようだった。軍事施設を撮影して身柄拘束された日本人がいたなあ。